「インビザラインファーストって、結局いくらかかるんですか?」——保護者の方から、年齢の次に多くいただく質問です。
調べてみると「40万〜100万円」のように幅の広い数字が並んでいて、かえって分からなくなった、という声もよく聞きます。幅が出る理由ははっきりしています。医院によって「その金額に何が含まれているか」が違うからです。
先に結論をお伝えします。費用を比べるときに見るべきなのは装置代の数字ではなく、①調整料が別にかかるか ②検査・保定の費用はどうか ③第2期治療に進んだときにどうなるかの3点です。この記事では、当院の実際の料金とあわせて、総額の考え方を整理します。
当院のインビザラインファーストの費用
| メニュー | 通常価格(税込) | モニター価格(税込) |
|---|---|---|
| キッズ矯正 STEP1 (プレオルソ) |
198,000円 | 168,000円 |
| キッズ矯正 STEP2 (インビザラインファースト) |
518,000円 | 488,000円 |
| お口のトレーニング (自費MFT・口腔筋機能療法) |
1回 10,000円(数か月〜1年の継続をおすすめしています) | |
※表示価格はすべて税込・トータルフィーです(治療中の調整料は別途かかりません)。
※モニター価格は、症例写真の掲載にご協力いただける方が対象です。
※お子さまの歯の状態により、STEP1のみで経過観察となる場合、STEP2から開始する場合、成長後に本格矯正(第2期治療)が必要になる場合があります。
※第2期治療(本格矯正)へ移行する場合の費用は、カウンセリングで治療計画とあわせてご説明します。
当院はトータルフィー制をとっています。通院のたびに調整料を払う方式ではないため、治療が長引いても月々の費用が積み上がることはありません。
「装置代」だけで比べると、総額を見誤る理由
小児矯正の費用は、大きく次の4つでできています。
- 検査・診断料:レントゲン・口腔内スキャン・写真などの精密検査
- 装置代(治療費):インビザラインファーストのマウスピース
- 調整料:通院ごとの確認・調整にかかる費用
- 保定・経過観察:治療後の後戻りを防ぐ装置や、生え変わりの観察
医院によっては、装置代は安く見えても、調整料が月数千円ずつかかる方式をとっています。第1期治療は18か月程度かかることも多いため、調整料が毎月かかる方式だと、それだけで総額が数万円単位で変わります。
比較するときは、「この金額で、治療が終わるまでに追加でかかるものは何ですか?」と聞くのがいちばん確実です。当院でもカウンセリングでは、総額と、追加費用がかかる場面を書面でお渡ししてご説明しています。
いちばん大きな変動要因:第2期治療に進むかどうか
小児矯正の総額を考えるうえで、避けて通れないのが第2期治療です。
インビザラインファーストは、乳歯と永久歯が混じっている時期(第1期)に、顎の成長を利用して歯が並ぶ土台をつくる治療です。永久歯が生えそろった後、細かな歯並びや噛み合わせを仕上げるために第2期治療(本格矯正)が必要になるお子さまもいます。
第1期の目的は「第2期を不要にすること」ではなく、「第2期をより簡単に、より短くすること」です。第1期で土台を整えておくことで、第2期での抜歯の可能性が下がったり、治療期間が短くなったりすることが期待できます。ただし、成長には個人差があるため、開始時点で「第2期は不要です」とお約束することはできません。
そのため当院では、第1期の開始前に「第2期に進む可能性」と「進んだ場合の費用の考え方」を、治療計画とあわせてお伝えしています。始めてから想定外の費用に驚くことがないようにするためです。第1期・第2期の違いは子どもの矯正はいつから?I期・II期の違いで詳しく解説しています。
プレオルソから始める場合の考え方
3〜6歳頃で、まだインビザラインファーストの条件(6歳臼歯や前歯の永久歯が生えていること)を満たしていないお子さまには、プレオルソから始めることがあります。
プレオルソは、口呼吸や舌の位置など、歯並びが乱れる「原因」にアプローチする装置です。ここで土台が整えば、インビザラインファーストに進まずに経過観察に移るお子さまもいます。一方、プレオルソの後にインビザラインファーストへ進む場合は、それぞれの装置の費用がかかります。
どちらから始めるのが合っているか、なぜこの順番なのかはプレオルソとインビザラインファーストの違い|併用する順番と選び方で整理しています。開始できる年齢の目安はインビザラインファーストは何歳から?をご覧ください。
費用が「ムダ」にならないために、ご家庭でできること
保護者の方にお伝えしているのは、費用対効果を左右するのは装置ではなく装着時間だということです。
- 装着時間:1日20〜22時間が目安。食事と歯みがき以外はつけている状態です
- 交換:1〜2週間ごとに、ご家庭で次のマウスピースへ交換します
- 通院:1.5〜3か月に1回程度
装着時間が守れない日が続くと、マウスピースが合わなくなり、作り直しや計画の見直しが必要になることがあります。当院では来院の間隔が空く分、必要に応じてご家庭から写真を送っていただき、進み具合を確認する運用をとっています。「つけられない日が続いている」と早めに教えていただくことが、結果的に費用と期間を守ることにつながります。
支払い方法と医療費控除
お支払いはクレジットカード・デンタルローンに対応しています。デンタルローンの審査はローン会社が行うため、当院では審査結果を確約できません。院内での分割払いは原則として行っていません。
また、お子さまの歯並びの矯正は、成長段階での噛み合わせの改善を目的とするものとして、医療費控除の対象になる場合があります。対象になるかどうかの最終判断は税務署が行いますので、領収書は保管しておいてください。デンタルローンを使った場合の扱いはデンタルローンと医療費控除|矯正の支払い方法で解説しています。
カウンセリングで確認していただきたい5つのこと
当院に限らず、小児矯正の医院を比べる際は、次の5点を確認されることをおすすめします。
- 提示された金額に調整料は含まれているか
- 精密検査料はいくらで、治療費とは別か
- 第1期終了後の保定装置・経過観察に費用はかかるか
- 第2期治療に進む場合、費用はどう扱われるか
- マウスピースを紛失・破損したときの費用はどうなるか
当院では、これらの答えを治療計画とあわせて書面でお渡ししています。他の治療の料金は料金表、小児矯正の全体像は小児矯正のページをご覧ください。
治療にあたってご確認ください
■ 治療内容・期間
インビザラインファースト:混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)のお子さまに、マウスピース型矯正装置で顎の幅の拡大と歯の配列を行う第1期治療です。第1期治療の期間は最長で約18か月が目安で、その後は永久歯が生えそろうまで経過観察を行います。
■ 自由診療(保険適用外)です
小児矯正は、顎変形症など一部の例外を除き健康保険の適用外となる自由診療です。キッズ矯正 STEP2(インビザラインファースト) 518,000円(モニター488,000円)、キッズ矯正 STEP1(プレオルソ) 198,000円(モニター168,000円)、お口のトレーニング(MFT) 1回10,000円。表示価格は税込・トータルフィー(治療中の調整料は別途かかりません)です。お支払い方法は初回カウンセリングで書面をお渡ししてご説明します。
■ 主なリスク・副作用
装着中の一時的な痛み・違和感・発音のしにくさ/唾液が出にくい・粘膜への刺激/装着時間が守られない場合に治療計画どおりに進まないこと/むし歯・歯肉炎(清掃状態により)/歯根吸収・歯肉退縮が起こる可能性/成長発育の個人差により、当初の計画から治療方針の変更や第2期治療が必要になる場合があること/保定を行わない場合の後戻り。これらが「起こらない」とお約束することはできません。
■ 未承認医療機器に関する情報
・未承認医薬品等であること:インビザラインファーストで使用するマウスピース型矯正装置(アライナー)は、日本国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていない医療機器です。
・入手経路:当院で使用するアライナーは、アライン・テクノロジー社の国内製造拠点(横浜)で製造されたものを入手しています。医師による個人輸入ではありません。
・国内の承認医療機器の有無:当院が把握する範囲では、同一の性能を有する国内承認医療機器は確認されていません。
・諸外国における安全性等に係る情報:インビザライン・システムは米国FDAにおける市販前届出(510(k))を経て米国をはじめ各国で使用されています。重大な副作用の報告は確認されていませんが、諸外国の承認等は日本国内の安全性を保証するものではありません。
よくあるご質問
Q. インビザラインファーストの費用に調整料は含まれていますか?
A. 当院はトータルフィー制のため、治療中の調整料は別途かかりません。表示価格は税込で、キッズ矯正 STEP2(インビザラインファースト)は518,000円(モニター価格488,000円)です。
Q. 第2期治療に進むと、費用はさらにかかりますか?
A. 第2期治療(本格矯正)に進む場合は、その治療の費用がかかります。費用の扱いは、第1期の開始前に治療計画とあわせてご説明しています。第1期で土台を整えることで、第2期を簡単・短期間にすることを目指します。
Q. 途中でマウスピースをなくしたらどうなりますか?
A. 紛失・破損の状況によって対応が異なるため、気づいた時点ですぐにご連絡ください。前のマウスピースを保管しておくと、次のマウスピースが届くまでの間に使える場合があります。
Q. 子どもの矯正は医療費控除の対象になりますか?
A. 成長段階での噛み合わせの改善を目的とする小児矯正は、医療費控除の対象になる場合があります。最終的な判断は税務署が行いますので、領収書は保管しておいてください。
Q. デンタルローンは使えますか?
A. ご利用いただけます。審査はローン会社が行うため、当院では審査結果を確約できません。お支払い方法は初回カウンセリングで書面をお渡ししてご説明します。
カウンセリングのご予約・お問い合わせ
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