ブログ

Blog

  • HOME
  • インビザラインファーストは何歳から?年齢より大事な3つの条件
矯正歯科

2026-09-12

著者:

インビザラインファーストは何歳から?年齢より大事な3つの条件

「何歳から?」で迷う前に。インビザラインファーストを始められるかは、年齢ではなく歯の生え変わりの段階で決まります。3つの適応条件と、早すぎる場合・時期を過ぎた場合の選択肢を整理しました。

「インビザラインファーストは何歳から受けられますか?」——小児矯正のご相談で、いちばん多い質問です。

お子さまの歯並びが気になり始めると、多くの保護者の方が最初に調べるのが「年齢」です。ただ、この質問には少し補足が必要です。インビザラインファーストを始められるかどうかは、実は「何歳か」では決まりません。

この記事では、東銀座の矯正歯科として、年齢の代わりに何を見ているのか、そしてまだ早い場合・時期を過ぎた場合にどんな選択肢があるのかを整理してお伝えします。

結論:決めているのは年齢ではなく「歯の生え変わりの段階」

インビザラインファーストは、乳歯と永久歯が混じっている時期——「混合歯列期」のお子さまのための治療システムです。

この時期は、顎がまだ成長している一方で、永久歯も並び始めています。だからこそ「顎を広げて土台をつくる」ことと「生えてきた歯をきれいに並べる」ことを、同時に進められます。

ところが、混合歯列期がいつ始まっていつ終わるかは、お子さまによって1〜2年の幅で違います。同じ8歳でも、条件を満たしているお子さまと、まだ早いお子さまがいるのはそのためです。年齢だけを目安にすると、判断を誤ります。

インビザラインファーストを始められる3つの条件

実際の診断では、次の3点を確認しています。

① 第一大臼歯(6歳臼歯)が生えていること

奥歯のいちばん後ろに生えてくる永久歯です。これが噛み合わせの基準になるため、上下ともに顔を出していることが前提になります。

② 前歯の永久歯が、ある程度まで生えていること

上下の前歯が、少なくとも部分的に生えそろっていることを確認します。装置が歯をとらえられる高さが必要なためです。

③ 乳歯がまだ残っていること(=顎の成長が残っていること)

ここが見落とされがちなポイントです。乳歯が残っている=顎の成長がこれからある、ということ。この「伸びしろ」を使えるのが小児矯正の最大の利点です。永久歯がすべて生えそろってしまうと、インビザラインファーストの適応からは外れ、通常の矯正治療の範囲になります。

この3条件がそろうのが、多くのお子さまでおおよそ6歳〜10歳頃です。「6〜12歳が対象」と紹介されることが多いのは、この目安を年齢に置き換えた表現です。

だから「6歳でも早い子」「10歳でも間に合う子」がいます

6歳になったばかりでも、6歳臼歯がまだ生えていなければ開始は待ちます。逆に10歳でも、乳歯がしっかり残っていれば十分に適応となることがあります。

「もう遅いかもしれない」と受診をためらわれる方が少なくありませんが、判断できるのはレントゲンで生え変わりの状態を見てからです。年齢で自己判断せず、一度ご相談いただくのが確実です。

まだ条件を満たしていない年齢(3〜6歳頃)はどうする?

「気になるけれど、まだ乳歯だけ」という時期にも、できることがあります。

当院では、この時期のお子さまにはプレオルソという、やわらかい素材のマウスピース型装置をご案内しています。歯を直接動かす装置ではなく、口呼吸・舌の位置・指しゃぶりといった歯並びが乱れる「原因」のほうにアプローチするのが目的です。

装着は日中1〜2時間と就寝中が基本で、園や学校では外していられます。ここで土台を整えておくと、その後のインビザラインファーストがスムーズに進みやすくなります。

当院の小児矯正は、プレオルソ → インビザラインファーストという流れを基本にしています。装置の詳しい違いは小児矯正のページでもご説明しています。

時期を過ぎてしまった場合は?

永久歯が生えそろってからのご相談も、まったく珍しくありません。その場合は第2期治療(本格矯正)として、ワイヤー矯正やマウスピース矯正で対応します。

「小児矯正の時期を逃した=失敗」ではありません。大人になってから始めても歯は動きます。ただし、顎の成長を利用できない分、抜歯が必要になる可能性は相対的に高くなります。この点はカウンセリングで率直にお伝えしています。

受診を検討していただきたい3つのサイン

年齢よりも、次のような様子が見られたら一度ご相談ください。

  • 前歯が生え変わったのに、明らかに重なっている・前に出ている——生えるスペースが足りていない可能性があります
  • いつも口が開いている、いびきをかく——口呼吸は歯並びと顎の成長の両方に関わります
  • 受け口(下の前歯が上より前)になっている——早い時期の対応が選択肢を広げるタイプの不正咬合です

お子さまの症状別の考え方は「子どもの出っ歯・受け口はいつ治す?」もあわせてご覧ください。

治療期間・通院ペース・装着時間の現実

始める前に知っておいていただきたい、実際の運用面です。

  • 装着時間:1日20〜22時間。食事と歯みがき以外はつけている、という感覚です
  • 交換:1〜2週間ごとにご家庭で次のマウスピースへ
  • 通院:1.5〜3か月に1回程度。ワイヤーの調整通院より間隔は空きます
  • 第1期治療の期間:最長で約18か月が目安。その後は永久歯が生えそろうまで経過観察となります

結果を左右するのは装置の性能よりも装着時間が守れるかどうかです。ここはお子さまとご家庭の協力が要になります。難しそうであれば、その前提で装置を選び直すこともあります。

費用について

小児矯正は、顎変形症など一部の例外を除き自由診療(保険適用外)です。当院の小児矯正の費用は次のとおりです。

メニュー通常価格(税込)モニター価格(税込)
プレオルソ198,000円168,000円
インビザラインファースト518,000円488,000円
自費MFT(口腔筋機能療法)1回 10,000円(数か月〜1年の継続をおすすめしています)

※表示価格はすべて税込・トータルフィーです(治療中の調整料は別途かかりません)。
※モニター価格は、症例写真の掲載にご協力いただける方が対象です。
※第2期治療(本格矯正)へ移行する場合の費用は、カウンセリングで治療計画とあわせてご説明します。

お支払い方法(クレジットカード・デンタルローン)については、初回カウンセリングで書面をお渡ししてご説明します。他の治療の料金は料金表をご確認ください。

治療にあたって必ずご確認ください

■ 自由診療(保険適用外)です

小児矯正は、顎変形症など一部の例外を除き健康保険の適用外となる自由診療です。費用は本文に記載のとおりで、表示価格は税込・トータルフィー(治療中の調整料は別途かかりません)です。お支払い方法は初回カウンセリングで書面をお渡ししてご説明します。

■ 主なリスク・副作用

装着中の一時的な痛み・違和感・発音のしにくさ/唾液が出にくい・粘膜への刺激/装着時間が守られない場合に治療計画どおりに進まないこと/むし歯・歯肉炎(清掃状態により)/歯根吸収・歯肉退縮が起こる可能性/成長発育の個人差により、当初の計画から治療方針の変更や第2期治療が必要になる場合があること/保定を行わない場合の後戻り。これらが「起こらない」とお約束することはできません。

■ 未承認医療機器に関する情報

未承認医薬品等であること:インビザラインファーストで使用するマウスピース型矯正装置(アライナー)は、日本国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていない医療機器です。

入手経路:当院で使用するアライナーは、アライン・テクノロジー社の国内製造拠点(横浜)で製造されたものを入手しています。医師による個人輸入ではありません。

国内の承認医療機器の有無:当院が把握する範囲では、同一の性能を有する国内承認医療機器は確認されていません。

諸外国における安全性等に係る情報:インビザライン・システムは米国FDAにおける市販前届出(510(k))を経て米国をはじめ各国で使用されています。重大な副作用の報告は確認されていませんが、諸外国の承認等は日本国内の安全性を保証するものではありません。

よくあるご質問

Q. 何歳から相談に行けばいいですか?

A. 前歯が生え変わり始めた頃(およそ6歳前後)が一つの目安です。ただし口呼吸や受け口が気になる場合は、3〜4歳でもご相談いただいて構いません。

Q. 12歳ですが、もう間に合いませんか?

A. 乳歯が残っているかどうかで判断が変わります。レントゲンで生え変わりの状況を確認したうえでお答えします。適応外であっても、第2期治療という選択肢があります。

Q. インビザラインファーストだけで治療は終わりますか?

A. 第1期治療で土台を整えても、永久歯が生えそろった後に第2期治療が必要になるお子さまはいます。第1期の目的は「第2期を不要にすること」ではなく「第2期をより簡単にすること」だとお考えください。

Q. 学校につけていく必要はありますか?

A. 1日20〜22時間の装着が目安のため、基本的には学校でも装着したままになります。透明で目立ちにくく、周囲に気づかれにくい装置です。

Q. 痛みはありますか?

A. 新しいマウスピースに交換した直後は、締めつけられるような感覚が数日続くことがあります。ワイヤー矯正と比べると穏やかですが、痛みがまったくないわけではありません。

カウンセリングのご予約・お問い合わせ

東京銀座NOVA矯正歯科


〒104-0061 東京都中央区銀座5-14-17 USBビル2階
東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」4番出口 徒歩1分

03-6260-6116

診療時間 10:00-14:00/15:00-19:00 休診日 月曜

初回カウンセリングはお気軽にどうぞ。まずはご相談ください。

関連記事

矯正歯科の記事を見る

カテゴリ

当医院について

銀座駅徒歩1分の最高アクセス。東京銀座NOVA矯正歯科では、患者さま一人ひとりのお悩みやライフスタイルに寄り添い、矯正治療と審美歯科に特化した専門性の高い歯科医療を提供しています。噛み合わせや歯並びはもちろん、見た目・機能性・将来の安定性まで考えた治療計画を大切にしています。